身近なご家族が亡くなったとき、深い悲しみの中で容赦なくやってくるのが「相続の手続き」です。
役所に行っても「まずは戸籍を集めてください」と言われ、銀行に行けば「口座は凍結されます」と言われ……。
「やらなきゃいけないのは分かっているけど、何から始めればいいの?」
「ネットで調べても、法定相続人とか遺産分割協議書とか、難しい漢字ばかりで頭が痛くなる…」
そんな風に途方に暮れてしまう方は、実はとてもたくさんいらっしゃいます。初めてのことなのですから、分からなくて当然です。
今回は、難しい専門用語は一切ナシ!「まず、これだけ知っておけば大丈夫」という相続の基本と、迷ったときの解決策をわかりやすくお伝えします。
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なぜ、相続手続きは「何からやるべきか」分からなくなるの?
ネットや本で調べてもしっくりこない一番の理由は、「家庭によって、やるべき手続きも順番も全然違うから」です。
たとえば、こんな風に状況によってルートが枝分かれします。
家族構成: お子さんがいるか、ご夫婦だけか、それとも独身だったか
財産の種類: 現金だけか、家や土地があるか、あるいは「借金」があるか
遺言書: 亡くなった方が遺言書を残していたかどうか
Aさんの家とBさんの家では、用意する書類も行くべき場所も変わってきます。だからこそ、「我が家の場合はどうなの?」と迷子になってしまうのです。
焦らないで!まずはこの3つのステップから
あれもこれもと一度に考えるとパンクしてしまいます。まずは、次の3つだけを順番に確認していきましょう。
◆ステップ1:「遺言書(ゆいごんしょ)」があるか探す
亡くなった方が遺言書を残しているかどうかで、その後の進め方が大きく変わります。 まずは家の中の引き出し、金庫、パソコンの中などを探してみましょう。公証役場という場所で保管されていることもあります。
【⚠️注意点】 もし封筒に入った遺言書を見つけても、絶対にその場でビリッと開けないでください!(勝手に開けるとやり直しになったり、罰金がかかるルールがあります)
◆ステップ2:「誰が」「何を」引き継ぐのかを整理する
次に、パズルを組み立てるように現状を整理します。
「誰が」引き継ぐ?(相続人の確認) 亡くなった方の「生まれてから亡くなるまでの戸籍」などを役所で集めて、「誰が財産を受け取る権利を持っているか」を確定させます。これが意外と手間がかかる作業です。
「何を」引き継ぐ?(財産の確認) 通帳、不動産の権利証、株、保険などを書き出します。ここで気をつけたいのが、「借金(マイナスの財産)」も引き継ぐことになるという点です。
◆ステップ3:「期限がある手続き」を頭に入れておく
相続には、「うっかり忘れていました」が通用しない、期限付きの手続きがあります。これだけはカレンダーに印をつけておきましょう。
3ヶ月以内: 相続を「放棄する(捨てる)」かどうかの期限。借金が多い場合は急いで手続きが必要です。
10ヶ月以内: 相続税の申告と支払いの期限。
「理屈はわかった。でも、結局うちの場合は何が必要なの?」
ここまで基本の3ステップをお話ししましたが、 「じゃあ、自分の家族の場合は具体的にどの書類をどこに出すの?」 「平日仕事があるのに、自分で全部できる気がしない…」 と、かえって不安になってしまった方もいるかもしれません。
でも、一人で抱え込まなくて大丈夫です。 相続手続きは、すべてを自分でやる必要はありません。まずは「今の自分の状況だと、どんな手続きが必要なのか」という専用の地図(ロードマップ)を手に入れることが一番の近道です。
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まとめ:相続は「知る」ことから始まります
「何から始めればいいか分からない」という状態は、誰だって不安になります。暗闇の中を歩いているようなものですから。
でも、無料診断ナビなどを使って「次にやるべきこと」が一つでも見えれば、気持ちはぐっと楽になります。 ご家族を亡くされた悲しみの中で無理をする必要はありません。便利なツールを活用しながら、焦らず、ご自身のペースでひとつずつ進めていきましょう。
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